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団扇・扇子

団扇の出来るまで

日本三大うちわの各製造工程を順を追って説明します。

▶ 京うちわ
▶ 丸亀うちわ
▶ 房州うちわ

京うちわの製造工程

1【胴切(どうぎり)】

竹の胴を扇子サイズに合わせて切断します。

2【割竹(わりたけ)】

扇子サイズに竹を割きます。

3【巾揃え(はばそろえ)】

骨格となる竹の巾を揃えます。

4【厚さ揃え】

骨格となる竹の厚さを揃えます。

5【きざみ】

うち骨の上端にきざみを入れます。

6【もみ】

上端にきざみをいれたものを竹の繊維にそって左右交互にもみ割りしていきます。

もみ

7【へぎ】

必要な厚さまでさらに薄く削ぎます。

8【手描き・木版・染め・はり絵など】

手描きで絵を付けたり、彫刻された絵柄を摺って装飾していきます。

9【仮張り(かりばり)】

仮張り

10【裏張(うらばり)】

裏地紙と竹骨を貼りあわせ、うちわの骨格をつくります。

11【めくり】

仮張りの紙を湿らせて剥します。

12【合わせ】

表の紙を貼ります。

13【念付け(ねんつけ)】

細竹の両面にうちわ紙が貼られた後、念ベラを用いてうちわ骨の際(きわ)に筋(すじ)をつけてゆきます。

念付け

14【元板付け(もといたつけ)】

柄を差す部分(中心)に布または厚手の紙を貼ります。

15【なり廻し】

うちわの形に成型します。

なり廻し

16【へり取り】

念付けの終わったものを一定の形に切った後、周囲に薄い紙を貼ります。これに柄(え)をつけると完成です。

へり取り

17【完成】

検品後、荷造りをして出荷されます。

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丸亀うちわの製造工程

1【竹挽(たけひき)】

竹を各種のうちわに適した長さ(平均40~45cm)に鋸で切断します。切断したものを管(くだ)と言います。

竹挽

2【水かし】

管を20~30本1束にし、3~4日水に漬けます。水分を含ませ、竹質を柔らかくし、加工しやすくします。

水かし

3【木取り】

竹挽きした管(くだ)をうちわに適した一定の幅に割ります。まっすぐ割れる竹の性質を利用した技です。

木取り・ふしはだけ

4【ふしはだけ】

さらに内側の節を削り取ります。この作業から手に持った時の心地よい感触が生まれます。

5【割(わき)・もみ】

切り込み機で穂先より約10cmのところまで切り込みを入れます。穂の数は35~45本もありますが、同じ間隔で裂いていきます。目にも止まらぬ早業で、熟練した職人になると1日500~800本もこなしています。

割・もみ

6【穴あけ】

穴あけ用の「きり」を使って、鎌(弓竹)を通す穴を節部分にあけます。ここに通す鎌は、別の職人の技でつくられます。

穴あけ

7【鎌削り(かまけずり)・柄削り(えけずり)】

小刀で柄を削り、うちわの種類によって様々な加工を施します。柄の部分の仕上げに当たる工程です。

鎌削り・柄削り

8【編み】

弓竹を通した穂を糸で編む作業。主に女性の仕事で、昔は子供も手伝っていたといいます。慣れた手つきで器用に編み、1日平均300~400本を編んでいきます。

編み

9【付(つけ)】

編んだうちわの骨の弓竹に形をつけ、編みのいびつさを直しながら、左右対称になるように糸をとじつけます。昔は「付師」ともいわれた、年季の入る作業です。

付

10【耳摘み(みみつみ)】

貼り立ての際、骨の不要の両端を摘み取る。

11【紙断(かみたち)】

絵入紙等を貼り立ての型に応じて型断ちをします。

12【貼立(はりたて)】

うちわの骨の穂の部分に「のり」をつけ、地紙を貼りつけます。

貼立

13【あご切り】

弓竹の下部の不要部分を除き取ります。

14【型切り(かたきり)】

うちわの種類に応じて、満月、玉子型などに穂を仕上げます。たたき鎌を当て、木づちでたたくため、「たたき」とも呼ばれる作業です。

型切り

15【へり取り】

うちわの周囲に「へり紙」と呼ばれる細長い紙を貼り、危なくないように仕上げていきます。この後、鎌の両端に「みみ」を貼り、ローラーで圧搾して筋を入れると、丸亀うちわが出来上がります。

へり取り

16【耳貼り(みみはり)・元貼り】

両側の耳飾りを貼る。元飾りを貼る。

17【筋入れ(すじいれ)】

仕上がったうちわの骨目をはっきりと表すために、しごいて骨節を立てる。写真のような「機械びき」の他に、木の小枝を束ねて作った、昔ながらの道具によって筋入れをする「手筋びき」もあります。

筋入れ

18【名入れ印刷】

注文に応じて、仕上がったうちわに「名前」を印刷することもあります。

19【完成】

検品後、荷造りをして出荷されます。

荷造り・出荷

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房州うちわの製造工程

1【竹選別】

10〜1月の秋から冬にかけて、材料である房州女竹の選別が行われます。採取した竹は型枠に合わせて切断し、長さを揃えます。

竹選別

2【皮むき】

刀で竹の皮を剥き、節部分も削ぎます。

3【磨き】

籾殻と一緒に機械へ入れて磨きます。磨き終わったら水で籾殻を流して、しばらく乾燥させます。

4【水つけ】

切れ目を8つ入れ、下にして丸1日浸していきます。

5【割竹(さきだけ)】

うちわの骨を作ります。中心から8つに割き、内側の余分な肉を削ぎ落としつつ、16分割にします。その後、48〜64分割にします。

割竹

6【もみ】

石やコンクリートブロックの上で、3〜4本まとめて力強く転がし、割いた骨の角を無くしていきます。

7【穴あけ】

節の部分に穴を開けます。竹が割れないよう慎重に作業を行います。

8【編竹(あみだけ)】

穴に編棒を差し込み、骨に糸を結びつけます。その際、骨が交互になるように一本ずつ編んでいきます。

9【柄詰(えづめ)】

柄を切って持ち手の長さを揃えたら、柄の空洞に柳の枝を詰め込みます。

10【弓削(すげ)】

弓を取り付けます。中を太く、両端を細く削いでいき整形します。

11【下窓】

弓の両端に糸を結びつけます。

12【窓作り】

糸を引き締めて、弓を反らせていきます。曲線をきれいに整え窓を作ります。

13【目拾い】

交互に仕分けた骨を、うちわの形状に広げて固定します。

14【穂刈り】

うちわの形状に合わせ、骨を裁断します。

15【焼き】

編んだ骨の歪みをなくすため、火で炙ってまっすぐに矯正します。

16【貼り】

骨に紙や布を貼っていきます。糊を薄く塗り、まずはおもて面を貼っていきます。骨の間隔が均一になるように整えながら裏面を貼りつけます。

貼り

17【断裁(だんさい)】

うちわの骨を切断し、紙や布の形に合わせていきます。

18【へり付】

細長い帯状の和紙全体に糊を塗ります。骨と弓の接続部へ2回に分けて貼り、断裁した切り口を覆い見えなくします。

19【下塗り】

膠(にかわ)の混合物を、柄尻へ盛り上げるように塗っていきます。

20【上塗り】

柄尻に漆を塗り、色を付けます。

21【仕上げ】

骨の筋を浮き出るように調整し、一枚ずつプレス機に通していきます。

22【完成】

検品後、荷造りをして出荷されます。


提供:京都扇子団扇商工協同組合
   香川県うちわ協同組合連合会
   房州うちわ振興協議会


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