お知らせ

平成31年 新年のご挨拶

2019-01-01

昨年は天皇陛下の退位と新天皇即位に伴う祝日問題で、業界全体が大いに揺れた1年でした。例年ならばカレンダーの印刷は1月に始まりますが、昨年は過去にも例を見ないスタート時期となり、メーカー、販売店ともに大変苦労しました。

4月初旬にJCALが「祝日未定日の記載方法」を発表。その後一斉にスタートを切りましたが、商品が仕上がったのは5月の中旬。結局、3カ月近くの遅れが生じました。

販売店側も遅延による品切れを懸念したことから8月から10月にかけては雪崩を打ったように注文が舞い込むなど、前倒し注文が全国レベルで広がりましたが、全体的には「早く始まって早く終わった」という印象です。

今年は2020年のカレンダー製作が始まります。東京オリンピックに向けた休日の改正法が6月13日に成立し、「海の日」「山の日」「体育の日」の3祝日が20年に限り移動することが決定しました。しかし、新元号の発表時期によっては、元号表記有りと無しの商品が出てきそうです。特に文字月表などは新元号にどう対応していくか、メーカー各社に委ねられています。

また、昨今では配送の小口化が増加の一途をたどっています。(クライアントの)部署や営業所ごとの分納が増え、これまで以上の目配りが求められます。別途梱包代金やアッセンブリ代金の検討が、喫緊の課題になっています。

全協の第117回総会は平成31年2月19日と20日の2日間、滋賀県のボストンプラザ草津で開催します。今回は新たに「団扇扇子会議」を新設。全協がカレンダー中心になりがちであるという声も頂いていたことから、今後は団扇扇子にも力点を置いて取り組んでいきます。カレンダーメーカーは団扇扇子の製造から派生したところも多く、団扇扇子を続けておられる企業のなかには先代が全協のメンバーだったという方もおられます。企業間の繋がりはあるけれど今はメンバーではない。そういった方々にも全協の魅力を改めてアピールできるような全協にしたいと考えております。何よりも我々の目の行き届く範囲で会員を掘り起こしていくことが第一ステップ。今後はネット業者への対応も視野に時代に合わせた組織運営を心がけてまいります。

カレンダーの日とは
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